若い頃に勉強しておけば良かった?/RS野中/勉強が苦手な子のための学習塾/岐阜・岐南・笠松・ 各務原

 統計上の話ではありません。僕が勝手にそう思っているだけなので、何ら客観的な根拠はないのですが、どうでしょう、大人で「若い頃に勉強しておけば良かった」と言う人の割合は6〜7割といったところでしょうか?もっと多いのかもしれませんし、もっと少ないのかもしれません。あくまでも僕の推測の域での話です。逆に、不十分ではあっても若い頃にそれなりに勉強し、現在も勉強を続けているという人の割合は1〜2割程度でしょうか。残りは、そのようなことを考えもしない人なんだと思っています。

 

 お叱りを受けそうですが、僕が6〜7割くらいいるだろうと推測している「若い頃に勉強しておけば良かった」と言う人の大半は、若い頃に勉強しておけば良かったと思っているだけで、それなら今から勉強しますか?と言われても、何かと理由をつけて勉強することはないように思います。それに、若い頃に具体的に何を勉強しておけば良かったのか、よくわかっていないのではないでしょうか。大人になって働くようになってから、様々な場面で勉強しておけば良かったと思うからそう思うのであって、実際に若かった当時も上の世代の人達から「若い頃にしっかり勉強しておいた方が良いよ」と散々言われていたでしょうから、その忠告に耳を傾けることはなかったということになるはずです。それなのに、いざ自分が親になった途端、子供に勉強やれやれで子供が勉強すると思いますか?やるはずないですよね?大人になって若い頃に勉強しなかったことを多少なりとも後悔しているからといって、子供に過度に期待し、勉強するのを強要するのはあまりにも身勝手な理屈ではないかと、同じ大人として思います。親として、子供に自分と同じ思いをさせたくないという気持ちはわかります。でも、子供にだけ強要するのはあまりにも可哀想ではありませんか?自分自身がまず勉強すれば良いじゃないですか。そんな風に思っています。

 

 1〜2割程度はいるであろう、若い頃にそれなりに勉強した人達は、本当はもっと遊びたかったかもしれないし、好きなことにも時間を使いたかったかもしれません。それでも、今勉強しておくことが大切だと考えて若い頃に勉強していたことになりますか。そういった人達は、勉強することそのものを当然のようにしてきたので、大人になってからも勉強することをやめるという選択肢がそもそもないのだと思います。勉強することが自然なんですよね。仕事だからやる訳でも、やらなければならないからやる訳でもなく、それこそ自然にやっている。勉強って、本当はそういう状態が理想の形のように思います。受験だけを意識してやるものではなく、自然にやるもの。

 

 今「もっと勉強をやらないといけないな」と思っている子は、本当にやっておいた方が良いですよ。今すぐにでも。思うばかりでやらないと、いずれ「若い頃にもっと勉強しておけば良かった」と言うようになるし、親になったらその思いを子供にぶつけかねませんからね。

 

 受験シーズンが近付いてきて、こんなことを思いました。