点数の差は小さな認識の差から生まれる/RS野中/勉強が苦手な子のための学習塾/岐阜・岐南・笠松・ 各務原

僕:「試験いつ?」

生徒:「わかりません」

僕:「確認しなさい」

生徒:「わかりました」

僕:「で、いつなのよ?」

生徒:「確認するの忘れました」

 

 笑い話のネタではないんですよ。リアルにある話です。しかも毎年、いや違うな、毎回の定期試験の前に発生します。このやりとりを見て、この生徒の成績が良くなるように思いますか?大半の人が「良くなるはずないじゃないか」と思うのではないでしょうか。まぁ、僕もそう思っていますけどね。最初から点数取る気ないでしょ、と。試験日程を把握できていないと、試験そのものももちろん問題ですが、提出物への備えができないという問題がありますね。ギリギリになって「まだワークが○○ページ残っている」なんていう事態を発生させるのは、試験日程を早期に把握しないからでしょう?だから、大きな学校行事の日程くらい把握しようぜ、って思います。

 

 学校行事の日程を把握するだけではないですね、例えば試験範囲にしてもそうですか。いつまで経っても、それこそ試験当日になっても、試験範囲を正確に把握できていない子いますよね?「おいおい、それで点数取れるのか?」と思いますよね?でも、実際にいるんですよ、にわかには信じがたいですけどね。試験前日に「範囲はどこまでだった?」ととぼけて聞いてみると、「えっと、確かここまでだったような、いや違うかな」といった反応を返してくる生徒がいるんです。試験範囲はしっかり把握してちょうだいよ、頼むよ、と思わずにはいられません。

 

 これらのやりとり、本当は笑って済ませるような話ではないんですよね。生徒達からすれば、試験の点数の差は今まで積み重ねてきた勉強量の差と思っているんでしょうけれど、確かにそれは当然あるにしても、こういったちょっとしたことへの認識の差が点数の差を生んでいる、と発想することが大事なんだと思いますね。いや本当に。

 

 毎回高得点を当然のように取る子達というのは、点数だけではなく、把握しておかなければならないことの「とりこぼし」もないんですね。逆に「点数を上げたい」「このままではいけない」と言っている子達ほど、「とりこぼし」がとても多い。要するに、試験を受ける前からその差は歴然ということなんですよ。

 

 来月はどの学校も今年度最初の定期試験が行われます。少なくとも試験日程と試験範囲は早々に把握しておきましょうね。