確率論/RS野中/勉強が苦手な子のための学習塾/岐阜・岐南・笠松・ 各務原

 RS野中は、地域トップ校である岐阜高や岐阜北高などを目指す子を対象とした塾ではありません。これは事あるごとに公言していますし、トップ校を目指す子に指導するだけのノウハウも実績も、それ以上に僕自身に自信が全くないので、そういった高校を目指す子はどうぞ合格占有率が高い大手の塾へどうぞというスタンスです(この合格占有率については、先日のブログ「常識を疑え」の中でも紹介させて頂いた神奈川の先進舎進学教室さんのブログ『高校入試を「神奈川」から考えてみる』

で非常に興味深い指摘がされていましたので、そちらも併せてご覧頂くと参考になるかと思います)。

 

 さて、本題に入ります。今の合格占有率の話ではないですが、何故そもそも多くの子供達が塾に通うのでしょうか?これ、正解かどうかはわかりませんが、僕は良い意味でも悪い意味でも確率を上げることだと思っています。

 

 トップ校の合格占有率が高い塾へと子を通わせるのは、単純に学力を上げるためというよりも、その高校への合格確率を上げるためでしょう。そういった環境に身を置くことで、学力のみならず精神的にも鍛えられるでしょうし、情報量がやはり全く違います。これは良い意味での確率の問題です。ただし、これはある程度の基礎学力を有した子に限っては有効ですが、逆にそういった大手塾にトップ校を目指すことが難しい子が入ってしまった場合、様々な面で弊害が起きる可能性もあると言えます。悪い意味での確率の問題です。

 

 大手塾としては、トップ校の合格実績を前面に出したいのです。しかし、トップ校の定員は決まっている。僅かなパイの奪い合いを大手同士でしている、ということがわかるでしょう。そもそも、相応の実力を持ったスタッフを一定数揃え、教室を運営しようと思えば、トップ校を目指す子だけに特化し、且つ厳しい競争に勝ち抜いて永続的に運営し続けること自体が極めて確率の低いことです。そこで、トップ校を目指さない子のためのコースも併設することになる。言葉は悪いですが、経済的に塾運営に貢献する、文字通りのお客さんも必要になるということ。しかし、再度書きますが、大手塾としては、トップ校の合格実績を前面に出したいのです。そうすると、トップ校を目指さない子の「合格」は、大手塾にとってはそれ程重要ではないと穿った見方もできなくはない。そういう悪い見方をしてしまう確率もやはり否定できません。

 

 では、RS野中はどうか?合格実績を公表していません。売りにするつもりも毛頭ありません。最初に書きましたように、トップ校を目指す子は大手塾へどうぞのスタンスです。そもそも、僕自身が生徒達をトップ校に合格させたいということに興味も執着もない。その点で言えば、合格実績に基づいて生徒に通ってもらえる確率はゼロです。

 

 昨日、ツイッターで仲良くさせて頂いている大阪でそろばん教室を運営されているもりもり先生が、『こんなことを塾の先生が言ってはいけないのかもしれないが、高校なんてどこでもいい気がしてきた。大切なことは「どの高校に行くか」じゃなくて「高校で何を学ぶか」だもんね。「その先をどーするのか?」まで考えた上であれば、その希望を叶えやすい高校を選ぶことは必要なのかな。』(このツイートはこちらから)とツイートされていましたが、僕の考えはこれに限りなく近い。だからこそ、ホームページの中でそのことを明確にしています。

 

 確率の話に戻ります。RS野中は、究極的には成績が向上する確率を上げたいと求められていることはもちろん理解していますが、それ以上に「勉強する習慣を身に付けたい」「勉強と向き合えるようになりたい」という確率を上げるための場として求められていると思っていますし、そこが僕自身目指すところでもあります。そうでなければ、このようなやり方で塾運営をしようなどとは思いません。何しろ、経済的には非効率です。曜日を分けた方がより多くの生徒に通ってもらえる確率が上がりますが、逆に今の運営方針を否定してしまうと、家では勉強しない子供達の習慣付けという目的は果たせなくなる確率も上がってしまいます。

 

 今日においては、地方都市である岐阜であっても、特に中学生の通塾割合は相当なものだと推測されます。では、何を目的としてその塾に通うのか?更に言えば、何の確率を上げるために塾に通うのか?その辺りを明確にしないまま塾に通うことになると、かえって子供達を追い込んでしまう確率が上がるように感じています。

 

 確率論というテーマですが、このテーマでは書きたいことが他にも多数ありますので、また書きたいと思っています。